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「……えい。」
「っ?!」
目にも留まらないほどのスピードで、灰音は俺の両腕を縛り上げた。
しかもそのままベッドに括りつけてるし!
「な、どっから出したんだよこんなもん!!」
両腕を縛っている縄を指してそう言うと、灰音は平然と答えた。
「備え有れば憂い無し、って言うでしょ?」
「答えになってねぇえ!っつーか、そんな備え要らなくね?!」
じたばたと抵抗するも、流石に両手を封じられては出来る抵抗も格段に少なくなる。
「いやいや。こういうことがあるから結構要るよ?」
最悪だ……ッ!
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