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少し遅れて到着したもう一台の車に澪たちは乗り込むと、律の運ばれた病院へと急ぐ。
車内ではみんなまるでお通夜のように静かだったが、病院につくと我先にと車を降りると院内へと急いだ。
院内に入ると、病院独特のなんともいえない臭いが鼻をつく。
目指していた受付カウンターには、受付担当の女の人が一人座っていた。
澪「あ、あの律は?」
受付「律、ですか?…少々お待ちください。…あっ!先ほど運ばれてきた田井中さんのことですか?」
澪「そ、そうです!…それで、律は?」
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