日常戦線 ～いや、すでに………～

見える恐怖は少女の幽霊

「あぁ・・・・・・暑さでとうとうダメになったか」

ゆっくりと太陽を拝もうと上を見上げたが、太陽を見る事が出来なかった。

訂正する。直で見る事が出来なかった。

ウサギの刺繍と……

「……ウサギ？」

『何処みてるんじゃボケがー』

先ほどと比べられない程の早さで桶が飛んできた。

「桶はシャレになら《ゴン》ア、つぅー痛ってえな」

石頭と良く言われるが連続はきつかった。