黒い潜行部隊と見える恐怖

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敷き布団に横になりながら、本を読んでいる。 足をパタパタさせながら、小説を読むのが日常的な光景だっただろう。 しかし、その日常を打ち砕く声が頭に響いた。 『スズ、ちょっと!?』 同じ空間にいる少女が声を荒げた。 初めは注意を引こうとしている物だと思った。 しかし、話を聞いているとどうも違うらしい。 『ヤツよ。ヤツが来たわ』 や 『潜行部隊よ』 もう、その単語で何が迫って来るのか分かった。
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