黒い潜行部隊と見える恐怖
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読んでいた本に、しおりを挟む暇もないまま、両手で敷き布団を押し立ち上がった。 低く体勢を保ちながら周囲を見渡した。 「ヤツは?」 周りを見渡したが見つからない しかし、少女はヤツを見つけているようだった。 『アレよ』 目を離さない様にしながら指をさした。 それを見ると身震いがした。 なぜなら
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