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ゆり
「もう…最後は戦線なのよ！これは譲れないわ！あたし達はこの戦場の第一線にいるのよ？もっとマシな案は無いの？」
大山
「ねえ、その人もう起きてるんじゃない？」
ゆり
「え？ああ！気がついた？」
「そうだ！こいつにも考えさせてあったのよ！時間はたっぷりあったわ。聞かせていただきましょうか？」
音無
「なにを？」
ゆり
「『死んでたまるか戦線』に変わる新しい部隊名よ！」
音無
「『勝手にやってろ戦線』」
藤巻
「ほぉう…」
木刀を構える藤巻
大山
「わあっ！」
藤巻
「ゆりっぺにはむかうとはいい度胸じゃねえか」
音無
「勝手にやってろって言ってんだよ！！」
藤巻
「なんだと？」
音無
「何なんだよお前らは…俺を巻き込むなよ！！俺はとっとと消えるんだ！」
高松
「消えたい？今ここに存在しているのにですか？」
音無
「ああそうだよ！」
ゆり
「その説明はしたわ」
高松
「抗いもせずに消されることを望むと？」
音無
「ああ！」
高松
「抗いもせずミジンコになると？」
音無
「ああ！！…あ？ミジンコ？！」
藤巻
「へっ！魂が人間だけに宿るもんとでも思ってたのかよてめぇ」
椎名
「浅はかなり…」
音無
「あ…」
松下
「次はフジツボかもしれん。ヤドカリかもしれん。フナムシであるかもしれん」
音無
「はっ…そんなまさか！」
高松
「なぜ浜辺に集中てるのかとつっこむ余裕もなさそうな顔ですね。ちなみに意味なんてありません」
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