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今から何千年も昔の話。
この世界は天界と人間界、さらには悪魔界があり、そのすべての世界はつながっていた。
天界の住人は人間に対して様々な叡智を与えた。その叡智の一つが、魔法と呼ばれる力である。
人間はその力を使い、発展、繁栄していた。
悪魔界の住人は、天界の住人とは逆に人間に対して敵対心を持っており、たびたび人間の世界を襲っていた。
だが、人間は天界より与えられた魔法の力によって悪魔たちを撃退していた。
そんな戦いを数百年続けていたある時期から、悪魔たちの中にも魔法を使う種族が現れた。
悪魔の放つ魔力は人間では防ぎきらず、次第に人間たちの戦況は悪化していた。
人間にとっては絶望的な状況の中、後に七賢者と呼ばれる人物が現れる。
それ以降、七賢者たちの活躍により人間たちは勢いづき、悪魔を退けることができた。
七賢者たちは再び悪魔が総力戦を仕掛けてきた時の為に各地に魔法学校を創立し、若い世代の教育に力を入れた。
彼らの弟子もその後の世界を立派に支え、七賢者は死後も世界を支え続けた。
ただ1人を除いては…
ー七賢者物語ー
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