第二章

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間違いねぇな・・・ 溝川は教卓から離れると だんだんと俺に近づいてきた 隣なのかこいつ 先程睨まれたと言うこともあり 若干気まづい俺は 溝川から目を反らし 窓の方へ視線を移した こりゃ友達になる 以前の問題だな・・・ カタッと隣に溝川が 座ったであろう音が聞こえる これはあいさつ的なこと した方が良いのか? でもなぁ・・・ 空に浮かぶ 雲を見ながら考える あぁいっそ俺も雲になりてぇ 『おい』 変な方向に思考が飛んだ時 横から聞き慣れない声が聞こえた 俺は反射的に 首を声の方へ向ける 声の主は隣の席の溝川だった わぁ・・・近くで見ると さらにかっけーなぁ
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