935人が本棚に入れています
本棚に追加
明日も晴れやな。
夜空の月を見て思う。
昼間の暑さとは違い、涼しい風が頬を撫でた。
少し歩けば、見えるマンション。
一人暮らしにちょうどいい広さの部屋。やのに、お前がいた頃の狭さが恋しくて。
泣いてしまう夜もあって。
今は泣かなくなったけど。
マンションを見上げる。
暗い窓が見えた。
確かわざとカーテンを開けて、明かりを見えるようにしてくれていた。
思い出に浸りつつ、階段を上がっていく。
.
最初のコメントを投稿しよう!