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「わ、私がですかッ!?」
(嘘でしょッッ!?)
「なぁに、遠藤君が仕事を覚えるまででいいんだ。なんなら、佐藤君も遠藤君に仕事を手伝ってもらえばいい。頼むよ。」
専務にここまで頼まれてしまっては、断りづらい。
(仕方ない…か…。ハァ…。)
「…わかりました。引き受けますよ。」
「おお、そうか。それじゃ、頼んだよ。」
専務は私の肩をポンと軽く叩き、仕事場へと戻って行った。
(頼まれたからには、ちゃんとしなくちゃいけないよね。)
そう考え直し、私は克己の方を向き自己紹介をする。
「えっと、遠藤君…だったわよね?私は佐藤 奈美子。よろしく。」
「ハァ…お世話になります。」
……
(この人、暗いんじゃなくて面倒くさいんだわ…。)
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