あの子は

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なんで、よりにもよって澪ちゃんなんだろう… 私もだけど、燐君も十分不毛な恋をしたね。 「もうちょっと優しくてもいいよね?!」 きっと亮君のことを言ってるんだろう。 文句を言いつつ、やっぱり幸せそう。 「ねぇ、澪ちゃん。 今、幸せ?」 「えぇ?! なによ梓ったら! ……幸せに決まってるじゃないのっ」 バシッ 照れ隠しなのか私の背中を思いっきり叩いた。 ………地味に痛い。  
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