あの子は
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私と違う、最近では聞き慣れた声に顔を上げた。 「り、燐君!!!」 「図書室では、お静かに」 叫んでしまった私に燐君は、シーと人差し指を口に当てる。 「あ」 今更だが、自分の口を手で抑える。 「なんで、燐君がいるの?」 燐君に近づき、ヒソヒソ声でしゃべる。 「なんでって?」 「だって、今日はテニス部部活ないよ?」
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