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そう言いながら、
萌ちゃんはペンでノートをトントンと弾く。
『ちゃんと考えて質問した方が良いぞ萌?』
余裕の表情を浮かべながら瞬は萌ちゃんの顔を覗き込む。
『ん~……。』
僕は自分のノートを見つめて質問に答える準備をし萌ちゃんの質問を待つ。
『じゃあ、最後の質問ね!
飲み物の中の睡眠薬は即効性の物?』
『いや、即効性の物じゃないよ。よし、最後の質問も終わったし、そろそろ答えを聞かせて貰おうかな。』
瞬と萌ちゃんを見ながら僕が言うと、瞬が萌ちゃんに言う。
『萌から先に答えて良いぞ、
俺は最後にする。』
眉間にしわを寄せながら萌ちゃんが口を開く。
『何かずるいなぁ!私に先に答えさせてる間に考える気でしょ?』
『俺は先に答えても良いぜ?
でも、俺が正解なら萌にポイントは入らないぞ?』
『分かったわよー…。』
萌ちゃんは僕に向き直り自分の推理を話す。
『じゃあ、まず犯人から答えて貰えるかな?』
『犯人は殺害された人の母親ね!』
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