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『そうだと良いけど…。』
『そろそろ、萌が帰って来る頃だな。』
瞬には、双子の妹が居る。二卵性双生児と言うらしい…。
『じゃあ、帰って来たら推理ゲームでもする?』
『あぁ。今日も俺の勝ちだと思うけどね♪』瞬が笑いながら言う。
『今日は負けないよ!』
この日、僕は学校から考えていた、取って置きのトリックが有った。
萌ちゃんが帰って来る迄の間とりとめの無い話しで時間を潰す。
『そう言えば、時耶は萌の事どう思う?』
『どうって…、何でいきなりそんな話なの?』
『萌は時耶の事好きなんだと思う。』
『え!?』
それを聞き、僕は慌ててしまい、ジュースを倒しそうになる。
『そのリアクションだと満更でも無さそうだな!』
『そ、そんな事無いよ!』
ガチャリッ
突然ドアが開き萌ちゃんが顔を覗かせる。
!?
『ウワッ!』
『ビックリした?所で、何がそんな事無いの?時耶君。』
『え、い、いや…。』
僕がシドロモドロになっていると、瞬が助け船を出してくれた。
『今日の小テストの事だよ。』
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