第1章 オリジナル

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『そうだと良いけど…。』 『そろそろ、萌が帰って来る頃だな。』 瞬には、双子の妹が居る。二卵性双生児と言うらしい…。 『じゃあ、帰って来たら推理ゲームでもする?』 『あぁ。今日も俺の勝ちだと思うけどね♪』瞬が笑いながら言う。 『今日は負けないよ!』 この日、僕は学校から考えていた、取って置きのトリックが有った。 萌ちゃんが帰って来る迄の間とりとめの無い話しで時間を潰す。 『そう言えば、時耶は萌の事どう思う?』 『どうって…、何でいきなりそんな話なの?』 『萌は時耶の事好きなんだと思う。』 『え!?』 それを聞き、僕は慌ててしまい、ジュースを倒しそうになる。 『そのリアクションだと満更でも無さそうだな!』 『そ、そんな事無いよ!』 ガチャリッ   突然ドアが開き萌ちゃんが顔を覗かせる。   !?   『ウワッ!』 『ビックリした?所で、何がそんな事無いの?時耶君。』 『え、い、いや…。』 僕がシドロモドロになっていると、瞬が助け船を出してくれた。 『今日の小テストの事だよ。』
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