第1章 オリジナル

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僕達三人は、輪になり座る。 『じゃあ、時耶からの出題でスタート!』 瞬の振りで僕が問題を話し出す。 『有るマンションの浴室で、手首を切った死体が発見されたのだが、手首を切るのに使用した凶器が見付からず、捜査は困難を極めていた。マンションの部屋のドアには、鍵が掛けられており、殺人なら密室殺人という事になる。』 此処まで話し一旦言葉を切る。 『じゃあ、二人共質問をどうぞ♪』 僕は二人に促す。 問題と答えは先に紙に書いておかないといけないルールだ。 途中で、答えを出題者が変えない為である。 『よし!じゃあ、私から質問するね!死体を発見したのは誰?』 萌ちゃんの質問が始まる。 『死体を発見したのは、マンションの管理人さんだよ。因みに、何故発見したのかだけど、下の階にお湯が漏れて、下の階の住人が管理人に伝えて管理人が見に行き発見した。』 質問は、問題に対して最高10回迄しか出来ない。 『お?良いのか時耶?質問されて無いのに答えて。』 瞬が言う。 『サービスだよ、サービス!』
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