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「……避けて」
その時、横から13が現れ、
俺の脇腹を……
えっ?
「いてーー」
そりゃもう吹っ飛んださ。
もう数秒前に死にかけた事を忘れて。
「ちっ」
長身の男は舌うちをした。
「おい、やる気はあるのか?お前もファイターだろ?」
短身の少年は
笑いながら近づいてきた。
「ご主人様……ベルトを装着して下さい」
「えっ?」
「早く!」
13は真剣な表情で
今までのイメージと違う
強い口調だった。
唖然としていたが
すぐに正気に戻り
13の言った通り
ベルトを装着した。
「な……」
ベルトを装着した俺は
なんだか今まで感じた事のない
何か不思議な気分になった。
「……このベルトを装着すると、私と同調する……」
ど……同調!?
この少女と同調したのか?
嬉しいような、よくわからないような……
「……ベルトを装着した状態でパワーアップと言って」
13は二人の攻撃を回避しながら
そして俺に注意をしながら
戦っていた。
「……パワーアップ!」
その言葉と同時に
辺りは光に包まれた。
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