これは誰なの?

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『この戦いはいたって簡単。自分以外のファイターと戦い、勝ち残ること』 ファイターって この少女か? 『なお、貴方にも戦ってもらいます』 俺もかよ! 『チームを組んで戦うのも良し、一人で戦うのも良し、戦わないのも良し、まあ好きにしてくれ』 ファイター同士戦うんじゃねえのかよ。 『ただ、戦って勝つと強くなるから、少女と一緒にいたいなら戦って強くなった方が良いかもしれない』 だからロリコンじゃないって! 『ある条件をみたせば何か起こるかもしれないしね』 「条件ねえー」 半分くらい読むと なんとなく飽きてきた。 まあ、想像つくしな。 ふと誰かに見られている気がして振り向いてみた。 そこには静かに まるで今もそこにいないかのように感じる程 静かに少女は立っていた。 「……君は?」 その緊張にたえられず 話しかけてしまった。 「……私の名前は13ですご主人様……」 は? 「……」 ご主人様? 何の事だ? 俺はもちろん頭は真っ白さ。 状況についていけない。 その状態を破ったのは 響き渡る爆発音であった。
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