118人が本棚に入れています
本棚に追加
「綺麗!!」
俺の隣では、中学の頃から
付き合ってる宏太が騒いでいた。
今日は高校の入学式。
真新しい制服に身を包み、
俺と宏太はこれから3年間通う
学校の前に立っていた。
この辺りじゃ少し有名な
私立の男子校。
俺と宏太は、校舎が綺麗って
理由だけでこの高校を受験した。
今日から完璧なこの高校の生徒。
高校生って言葉だけで
心が自然と躍る。
「早く入ろう!?」
可愛く笑って俺の腕を掴み、
校舎へと入る宏太。
そんな宏太の姿に自然と
頬が緩むのが解った。
これから3年…
この高校で宏太と沢山の
思い出を作って行くんだな…
.
最初のコメントを投稿しよう!