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マンションを出ると、いかにも高そうな車に寄りかかった月が煙草を持った手を軽く挙げた。
「おっはよ~ノバ♪今日は降りてくるの早かったな。まだ、煙草5本目だ。」
「あんま吸うなよ。身体壊したらどうすんだ?」
「う~わ、成人する前から吸ってる人に言われたくないね」
「言ってろ。俺そんな吸わねえし…」
「はは。俺の幸せな一時を奪うなよ♪」
そう言いながらも煙草を消し、車に乗り込む月を見て新星は少しほほえみ、隣に乗り込んだ。
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