夜に咲く新しい星

―１―

「ベッドじゃなくていいのか？」

「ここでいいです、店長。」

そう言うとすぐ瞼がおちてきた。やはり昨日の疲れがまだ取れていなかったらしい。
新星はすぐに寝息をたてはじめた。
店長は微笑むと、布団を持ってきて新星の上にかけると、机に戻り、仕事を始めた。

２時間ほどして、新星はムクッと起き上がり椅子の上で座り込み、目を擦りながらボーッとしている。
まだ脳が起きていないらしく、少しふらふらとしているように見える。
その様子をニヤニヤとしながら店長は見ていた。

「おーい、ノバ、そのままだと床に落ちるぞ？」

店長の声を聞くと、新星はハッと目を開いた。

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