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航「あんたさぁ。ドジとか天然って言われない?」
は?
詩織「言われな…「あー言われてたんじゃね?」」
「言われない」と言おうとしたら龍君にそう言われた。
航「…やっぱり。あんた料理できるの?」
詩織「なんでそこで料理になるんですか!?」
なんなのこの人。
意味わかんない!
航「できるの?できないの?どっち?」
詩織「料理は…できるけど。」
魁「まじ!?食べたい!今度作ってよ!」
航「魁は黙ってて。
料理はできるんだ。」
詩織「今「は」のとこだけ強調したでしょ!なめんじゃないわよ!私はねぇ、お母さんが亡くなってからどんな想いで今まで過ごしてきたと思ってんのよ!?(泣)」
航・楓・魁・久遠・拓哉「…………」
龍「…詩織」
あ…
あれ?
私今なに口走っちゃった…?
待って?
私の目からなんかでてる…って、涙しかないか…。
私、なにやってんだろ…
詩織「ご、ごめん…。気にしないで…」
航「…ごめん。なにも知らないのに…」
詩織「い、いいの。ごめんね…。変なこと聞かせて。(苦笑)」
その時丁度先生が入ってきた。
先生「おい。お前ら何やってんだ、座れ。」
私逹は無言で自席に座った。
先生「よし。日直ー!」
それから全部の授業を受け放課後になった。
先生「川瀬と高松はちょっと来てくれ。」
詩織「はぁい!龍君、行こ?」
龍「…ああ。」
あの時から龍君はずっとこんな感じ…。
私なんか言っちゃいけないこと言ったっけ…?
私はそう思いながら私と龍君は先生の元に行った。
先生「お前らさぁー休み時間何話してた?」
詩織「なんでも…ないです。」
先生「ふーん?ま、いーや。ちょっとこのプリントとダンボール、理科室に運んどいてくんない?」
龍「は?自分で運べや。」
詩織「いいですよ。龍君嫌なら私が全部運ぶからかえってもいいよ。」
先生「おーありがとう!川瀬はいい子だな~。で、お前はどうする?こんなか弱い女の子1人でやらすのか?」
…か弱いって先生…。
龍「ちっ…しかたねえなぁ!詩織早く運んで帰るぞ!」
詩織「え?ほんとに!?ありがと~」
私と龍君で運ぶことになった。
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