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壮介の言葉についエレベーターのガラスにヒビが入る程の大声で叫んでしまった。
ガタンッ
その音はエレベーターの隣りにある非常階段から聞こえてきた。
気になってドアを開けてみると
目出し帽を被った男がさっきの大声にビックリしたのか腰を抜かしていた。
そう…その男は私をつけてきてた男だ。
私の登場にまたビックリした男は体を捻り飛ぶ勢いで階段を下りて行った。
『あっ…。ちょっと待ちなさいっ!!』
私もそのまま追いかけようとしたものの壮介の事が気にかかり踏みとどまった。
ストーカーが別にいたって事は壮介はたまたま？
それにしても壮介は何しにきたの？
目を真っ赤に腫らしたまま座り込む壮介に目を向けてはみるものの答えは解らずただ口から溜め息が出てくるだけだった。
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