終章

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 その瞬間。  刻が戻る。  遥か彼方へと。 「歳さん?」  紅葉は言った。 「ああ」  隼人が、土方が言う。 「まさか・・・・・本当に?」 「言っただろう。生まれ変わったら一緒になろうと」  紅葉は土方に駆け寄った。  その胸に飛び込む。  土方も紅葉を抱き締める。 「今度こそ、離さない」  土方の低い声。 「歳・・・」  紅葉は土方の背を抱いた。
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