終章

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「じゃあ勝負! 後悔しないでよね」  紅葉は道場へ踵を返す。 「お前こそな」  隼人もその後を追った。  一輪の梅の花びらが散って舞う。  花びらは風に乗り、二人の背中を追い掛けてゆく。  やがて梅の花が一斉に散り始める。  春風に乗ってその花びらが舞う。  鮮やかに。  紅梅は散りて舞う。
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