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タケシ「・・・遅いな、ヒロシ」
タケシは少し落ち着いたようだ
ヒロシが調べに行って5分ほど経つ
卓郎「ここはお屋敷だから広いんじゃないのか?」
美香「そうかしら?結構近くで音が鳴ったけど・・・」
美香はそう答える
卓郎「まぁもう少し待ってみようぜ」
そのときだった
ガチャ・・・
突然扉が開く音が聞こえた
ヒロシの向かったほうとは逆の方からだ
3人はその音の方に向いた
そこには巨大な青い巨人がいた
タケシ「ギャァァァァァァァァァァァァ!!でたぁぁぁぁぁぁ!!!」
最初に悲鳴をあげたのはタケシだった
卓郎「落ち着け!!とりあえず逃げるぞ!」
卓郎はそういうと玄関へ向かった
ガチャ・・・ガチャガチャガチャ
卓郎「なんでだ!?ドアが開かない!!」
卓郎は何度も玄関の扉のノブをまわす
しかしあかない
美香「あぶないわ!!みんな逃げて!!」
タケシ「逃げるってどこへ!?」
美香「この屋敷の中しかないでしょ!!!」
卓郎「美香の言うとおりだ!!皆ばらけて逃げろ!!」
卓郎が言うと美香とタケシは別々の場所へ走った
卓郎「ヒロシ・・・気をつけろよ!」
卓郎はヒロシの向かった方角に向かってつぶやくと走り出す
ヒロシ「あれ・・・みなさんどこへ・・・?」
ヒロシは皆がいたところに行くとそこには誰もいなかった。
ヒロシ「皆帰ったのでしょうか・・・?」
ヒロシはつぶやくと玄関の扉に向かった
・・・ガチャ・・・ガチャガチャ
トビラはあかない
ヒロシ「なぜあかないのですか・・・?」
ヒロシは何回もしたが扉が開かない
ヒロシはあきらめ、皆がいた場所へ戻る
すると・・・
ヒロシ「これは・・・タケシ君のハンカチ」
床にタケシのハンカチがあることに気づいた
そのハンカチには足跡がついていた
ヒロシ「皆さん、何かあったのでしょうか・・・?」
タケシはああ見えても結構きれい好きだ
そんなタケシのハンカチが汚れているのはおかしい
それに、この汚れは最近ついたものだ。
まだ手で払うことができる
ヒロシはそのハンカチをポケットに入れるとお屋敷のおくへ向かった・・・
これから悪夢が始まることを知らずに・・・
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