妖狐と姫

Ⅲ

１日の授業が終わり、生徒会室に着いた柚李。

突然ですがここで、生徒会の仕事内容に入る前に、もう一度メンバーを紹介します！

生徒会長→２年、蓮美森(ﾊｽﾐｼﾝ)

副会長→３年、西凰寺瑞希(ﾆｼｵｳｼﾞﾐｽﾞｷ)

副会長補佐→３年、東凰寺雄弥(ﾄｳｵｳｼﾞﾕｳﾔ)

体育委員長→３年、長谷川拓也(ﾊｾｶﾞﾜﾀｸﾔ)

文化委員長→３年、水谷波音(ﾐｽﾞﾀﾆﾊﾉﾝ)

風紀委員長→３年、赤城舞(ｱｶｷﾞﾏｲ)

放送委員長→３年、永瀬雪(ﾅｶﾞｾﾕｷ)

…ん？ということは、森先輩はメンバーより年下なのに、あんなに偉そうに舞台に立ってたの！？それに先輩方にもすごい偉そうにしてたし…。一体、森先輩って何者……！？

柚李は生徒会朝集での森の様子と朝の生徒会室での舞達に対する森の態度や言動を思い返した。

朝集では生徒達に向かって"黙れ！馬鹿者共がっ！！"って叫んでたし、生徒会室では舞先輩達に向かって"貴様ら、いい加減にせんかー！！"って怒鳴ってたし。なんであんなに偉そうに出来るんだろう…？というか、そもそも何で生徒会長が最上級生の３年生じゃなくて２年生なのかな？

不思議に思った柚李は放課後の生徒会室で騒いでいる拓也と森をソファに座り、紅茶を飲みつつ眺めている舞に聞いてみた。