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うわー…。森先輩が腕組みしながら全校生徒に怒鳴り付けてるのが目に浮かぶ…。 柚「そうなんですか…。御愁傷様です…。」 手を合わせて先輩達を見る。すると、怒鳴り声が聞こえてきた。 森「貴様っ!俺様に刃向かうつもりか!?俺がすると言ったらするんだ!」 拓「だーかーらーっ!こんな時期から用意してももう間に合わないんだって!」 森「間に合わないならお前が間に合わせればいい話だろう!いいからやれ!」 拓「どんだけ大変な事か分かってる!?やらされる俺の身にもなってよ……。」 森「お前の身など知らん!早く書類を作成して俺に提出しろっ!」 拓「…はぁ……。もう!分かったよ!やればいいんだろ、やれば!」 そういうと、扉の向こうに拓也は入っていった。 バタンッ!! 柚「し、森先輩。何をあんなに揉めていたんですか…?」 恐る恐る尋ねてみる。 森「ああ。今度、球技大会をやろうと思ってな。その企画書を作るように言ったら、急に怒り出した。」 ムスッと椅子に腰を掛けて窓の外を見る。 柚「球技大会ですか?…いつ頃の予定なんですか?」 森「約3週間後だ。」 柚「さっ、3週間後!?なんでそんな急に…。」 森「つまらんからだ。」 窓の外を見ながら淡々と答える。 ……はい?何ですか?"つまらんからだ"って。そんな理由でいきなり企画書作れって言ったら、そりゃ拓也先輩だって怒るよ…。
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