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―森SIDE― 急に柚李が膝から崩れるからビックリして抱き締めていた腕を緩めて見ると、柚李は気持ち良さそうに眠っていた。 森「気を失っただけか…。」 ホッと胸を撫で下ろす。 俺たちを呆然と見ていた拓也とクスクス笑う波音に背を向け、柚李を姫抱きする。そして背を向けたまま2人に向かって言葉を放つ。 森「俺と柚李は先に帰る。拓也、明日の朝には企画書を出せ。波音はすることがないなら拓也を手伝ってやれ。じゃあな。」 そこまで言うとキッチンの方向へ向かい、キッチンを通りすぎて奥の扉を開け、生徒会室から出ていった。 バタンッ 扉を開けると、今日から"俺達"の部屋になる空間が広がる。腕の中で寝息をたてて寝ている柚李をベッドに寝かせ、頬にキスする。 クスッ。寝てる姿は可愛いんだな。 起きてるときは大人っぽくて綺麗なのに、寝てるときはまるで子どもみたいに可愛らしい。 森「…おやすみ。」 そういうと更に部屋の奥にある部屋へ歩いていった。
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