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森「ああ、言ってなかったがあれが俺達の部屋だ。お前が寝ていた部屋は俺と柚李の寝室。寝室の奥の右の扉はシャワールーム、左の扉は俺の部屋に繋がっている。柚李は寝室を部屋として使ってくれ。」
早口に話し終わると緑茶を一口飲む。
柚「…朝言ってた"一緒に住む"ってやつですか?あれ、本気だったんですね…。」
顔をひきつらせて言う。
森「馬鹿か、お前は。本気に決まってるだろう。」
ふん、と腕を組む。
柚「私、先輩と一緒に住むのはちょっと…。朝と放課後は蘭と夕が送り迎えをしてくれるので…。ごめんなさい。」
俯きながら謝る柚李。
森「俺が一緒にいる。送り迎えはいらん。あいつら2人には母さんからそう伝えられてるはずだ。」
ムッとした表情で話す。
柚「えっ!?それは2人に悪いんじゃ…。しかも一緒に住むの強制じゃないですか!!」
森「知らん。強制?当たり前だろう。お前は俺のものだ。いつも一緒なのは当然のことだろう。」
真剣な目で柚李を見つめる。
柚「……っ!///」
ハァッと溜め息をつく。
森「柚李。俺は本気でお前が好きだ。お前を他の奴には渡さん。……お前は、俺が嫌いか?」
ずるい。分かってて聞いてる…。
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