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舞「クスクスッ。冗談よ。そんなに真っ赤になって怒らなくてもいいじゃない。」
可笑しそうに笑う。
拓「森に大事にされてるんだねー。このこのぉ~。」
柚李の脇腹を肘でつつく。
柚「ちょっ、止めてくださいよ!////」
雪「それより、森は部屋にいましたか?」
拓也と柚李がじゃれあっているのを見つめながら問いかける。
柚「すいません…。森先輩の部屋に行ってないから分かんないです。」
雪「そうですか…。柚李さん、すいませんが森の部屋に行って起こしてきてくれませんか?きっと部屋で寝ているはずですから。」
申し訳なさそうに言う雪。
柚「なんで私なんですか?」
首を傾げて聞く。
雄「ここから先の部屋に俺達は入れないんだ。森に入るなと言われてるからな。」
コーヒーを飲みながら答える。
拓「そうそうっ!前に一度、忍び込んだことがあるんだけど、そんとき、森に思いっきり殴られたんだよ。」
そういって苦笑する。
殴られたって…。部屋に入っただけなのに…御愁傷様です。
心の中で手を合わせる。
雪「そういうことなんです。私達はいつもノックで確認してたのですが、今日からは柚李さんにお願いしたいんです。柚李さんなら同じ部屋に住んでますし、部屋に入っても大丈夫でしょう?お願いできます(よね)か?(黒」
そういって微笑む雪。
今、一瞬だけど黒い微笑みだった…。この人に逆らったら、やばい…っ!
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