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生徒会室に入った森と柚李。2人でソファに座る。
拓「あ!柚李ちゃん、おかえりー。やっぱ部屋にいた?」
ソファから笑顔でこっちを見る拓也。
柚「は、はい…。部屋で机にうつ伏せで寝てました。…そういえば、なんであんなとこで寝てたんですか?」
横にいる森に尋ねる。
森「昨日は書類に目を通してチェックしたり、球技大会のことを考えたりしてたらいつの間にか寝てた。…そうだ。拓也、企画書。」
拓也に向かって手のひらを差し出す。
拓「そ、それがまだ…できてな「なんだと?」
怯えながら話す拓也に追い討ちをかけるように言葉を被せる森。
森「まだ…だと?貴様、俺が言った事を忘れたのか?俺は明日に出せと言ったよな?」
拓也を睨み付け、淡々と話す森。
拓「だ、だって…いくらなんでも…期限が早すぎるんだよ…。」
チラチラ床と森を交互に見ながらボソボソと呟く。
森「男ならはっきりしゃべれ、馬鹿者!…お前は今からここで企画書の続きをやれ。」
ハァッと溜め息をつきながら呆れた目で拓也を見る。
拓「うぅ…。分かったよぉ…。」
俯きながら答える拓也。相当ショックだったらしい。
森「ふん。瑞希、会議の日にちとプレゼンの準備はどうなった?」
紅茶を飲んでいる瑞希に問いかける。
瑞「日にちは今日の放課後に会議室、もちろんプレゼンの準備も整っていますわ。」
笑顔で答える瑞希。
森「よし。雪は放送の原稿はできたか?」
満足そうに頷いてから舞に"いちゃつかれて"いる雪に目を向けた。
雪「舞、離してください。…原稿はここにありますよ。」
そういうと森に原稿の束を渡す。
森「よし。後で目を通しておく。舞、風紀検査の準備はどうなった?」
雪に言われてふて腐れている舞に問いかける。
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