第一章

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仁君がよく友達とくる喫茶店に連れてきてもらった。 自分とは無縁な感じだから思わずキョロキョロしてしまう。 仁「ふはっ…こういうの初めて?」 竜「あ、うん…緊張する…。」 仁「ここ、お気に入りの場所だから、女連れてきたの上田がはじめてかも。」 えっ… 心臓煩い! 赤西君に聞こえちゃうよ…。 仁「ん?どした?具合悪い?」 竜「ちが…!違うの、心臓が…なんか、竜…変…」 仁「あーもー…こんな所で言いたくなかったのに。」 竜「え…」 仁「俺、上田好き。一目惚れっつうか…、見てるとほっとけないって思う…」 …うそ… 竜「…っ…ふぅ…ふぇ…」 仁「ちょ、上田?ごめ…嫌だった?」 竜「ちが…ぅ…嬉しいのっ…竜も…赤西君がすきっ…うぇーん…」 仁「ちょ、泣くなって…パフェ奢るから!」 竜「…ぐずっ…」 なんか、よくわかんなくなっちゃったけど、すごく嬉しくて泣いちゃった。 凄い幸せだなって。
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