第二章

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Tatsu side Pipipi… 竜「んー…」 もう、朝かー…。 竜母「たつー、お迎え来てるわよ?」 え?ぴぃちゃん?な訳ないよね… 急いで部屋を出玄関に向かうと… 竜「あ、赤西くん…」 嘘!やっぱ…え?昨日のは夢じゃなかったんだ? 仁「よっ。つーかこんな早起きしたの初めてなんだけど。」 気怠そうに髪を掻きあげる仕草に顔が熱くなるのがわかった。 竜「き、着替えてくる!」 : : : 登校中…何話して良いかわかんなくて、ずっと俯いてた。 仁「なー、上田もイメチェンとかしねーの?」 竜「い、イメチェン?」 仁「メガネ止めたのはいーけど…化粧とか。俺がしてやろうか?」 竜「や、い、良いし!だ、大丈夫です…」 やっぱ…身だしなみ大事だもんね…ぴぃちゃんに頼んでみよ…。 仁「でも上田って、元が綺麗だからあんま変わんないかもな?」 竜「そ、そんなことないし…。」 う…恥ずかしい台詞ばっか。好きな人に言われたらドキドキしちゃう。 : 仁「じゃ、昼休み迎え行くわ。屋上くるっしょ?友達も一緒で良いから。」 竜「あ、うん!」 詰まんなかった学校生活に楽しみが出来た。 きっと毎日楽しくなるのかな…。 : : 智「たっちゃん、おはー。」 竜「ぴぃちゃんおはよー!今日お昼屋上いこ?」 智「屋上?良いけど…なんで?」 竜「んふふ。」 智「あー…了解。でもお邪魔じゃないかしら?」 竜「お願い!たつ、ひとりじゃ無理」 だって…なんか、不安。 智「しょうがないなー…あ!たっちゃん、ちょっとトイレ来て。」 竜「ん?」 なんだろ…
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