🍀 未来へ🍀

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まず最初に私は小学生の時から数年に渡りイジメを受けてきました。 当時の私は地味で少し人見知りする暗めの性格だった為かイジメの標的にされていました。 最初は軽い嫌がらせ程度だったので、さほど気には止めていませんでしたが次第にイジメがエスカレートしていき毎日が地獄のようでした。 苦しくて…悲しくて…惨めで、つらすぎて涙さえ次第に枯れ果て私は逃げるように感情を無くして人形のように冷たい人間になっていきました。 イジメられてるなんて誰にも相談出来ず家族からも避けられていきまた。 誰か…私を助けて…心が悲鳴を上げ続け壊れた時…私は無意識に家に、あった、ありとあらゆる大量の薬を服用していたんです。 当然、意識を失い、気がついた時には病院のベッドの上。 目の前には父と母がいました。 母は顔をグチャグチャにしながら泣いていました。 父は酷く疲れた表情を浮かべていましたが私を見詰める瞳の中に安堵感が見えました。 ポロリと熱い物が頬を伝い落ちるのを感じました。 枯れた筈の涙が歯止めを無くし湯水の如く、とめどなく溢れ出し私は声を張り上げて泣きました。 その日を堺に家族の絆が深まりだし私は全てを両親に打ち明けた事で、がんじがらめにあった私の心の鎖を少しずつ取り除いていきました。 父は今まで仕事ばかりで私の事には無関心だったのですが暇さえあれば私に話しかけてくれるようになり。 母は、まだ学校へ行く気になれない私を優しく見守り毎日のように一緒に出掛けたり話を沢山しました。 今まで仮面家族だった私達はイジメを、きっかけに、お互いの大切さを学ばされたのです。 考え方を少しかえれば歪んだ世界が元に戻った気がして色の無かった世界に一色ずつ明るい色が溢れ出す。 自分から相手の心に入っていこう! 自分から心を開こう! 明るい新しい私に生まれ変わる! そう強く心に誓いました。 それからの私は誰からも好かれる強い女性に成長できました。 だから…負けないで! 勇気を出して! あなたにも、あなたの事を大切に思っている人達が必ずいるから! 諦めないで! これからの素晴らしい虹色の未来を…! ーENDー
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