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爽「じゃあ行ってきま~す」
俺はそういって家を出て学校へと向かった。
今日から学校が新学期だ。
普通の高校生であったらどんなクラスになるか、新入生で可愛い子がいないか、自分の入ってる部活に入部してくれる新入部員はないか、などといろいろと思うことがあるのだろう。
しかし俺は特に何も楽しみや期待を持つことなく『また学校が始まってしまった。』と残念に思いながら学校へと向かっていた。
空「よう!なんでそんなにテンション低いんだ?まぁいつものことか(笑)」
爽「俺が学校行くことでテンション高いことなんてあったか?(笑)しかも休み明けだぞ。だるくて仕方がないよ。」
空「そう言うなって。楽しみを見つければ学校も楽しみになるぞ。例えば今年のクラス代えで俺たち6年連続同じクラスになるのかとか気になるだろ?」
爽「全然気にならない、ってかむしろ今まで一緒だった事実を抹消したいくらいだから。」
俺がそう冷たく言い放つと空はがっくりと肩を落とした。
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