血濡れの月

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「こ、この二次元オンリーライフであらゆる友を呆れさせた俺が女性に惚れるなんて.....いやそれより、こんな可愛い娘なら一目見ればまず忘れる事なんかないのに知らないなんて...ああ、いまなら...いまなら誰も見ていないよ一星。理性という名のその足枷をゴミ箱にぶち込んで、今こそ自分のあらゆる欲望を............ってうがぁぁぁあぁぁぁぁああ!!!!」 俺はエ〇ァ初号機並みに暴走していく自分に強制停止をかけた。 いかん、今のは客観的に見るととてもイタイ。なんというか、相手の方もお亡くなりになってるし、衛生上、いや教育上、いやいや人間としていろいろ駄目なような気がする。 恐らくこれを見られていたとすると間違いなく通報されるレベルだろう。 危うく俺は人望のかるく90%を失うところだった。
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