回想、回想、今。

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同性愛者に偏見なんて持ってなかった。 でも、実際自分が同性を好きになるなんて、 ダメだ、 気持ち悪いだろ。 離れていってしまいそうで、誰にも相談なんか出来るわけもなく、 一人で悩んで、 一人で泣いた。 木山を想うと切なくなると同時に、したくもない妄想がどんどん頭に浮かんで、 最後には、木山を想って抜いた。 気持ち悪くて、 悲しくて、 切なくて、 情けなくて、 申し訳なくて、 いつも、一人で泣いた。 時間が経てば、こんな気持ち消えるだろうと思っていた。 むしろ、早く消えろと自分に言い聞かせてた。 でも、 消えなかった。 むしろ、日に日に好きになっていってるような気さえした。 .
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