147人が本棚に入れています
本棚に追加
同性愛者に偏見なんて持ってなかった。
でも、実際自分が同性を好きになるなんて、
ダメだ、
気持ち悪いだろ。
離れていってしまいそうで、誰にも相談なんか出来るわけもなく、
一人で悩んで、
一人で泣いた。
木山を想うと切なくなると同時に、したくもない妄想がどんどん頭に浮かんで、
最後には、木山を想って抜いた。
気持ち悪くて、
悲しくて、
切なくて、
情けなくて、
申し訳なくて、
いつも、一人で泣いた。
時間が経てば、こんな気持ち消えるだろうと思っていた。
むしろ、早く消えろと自分に言い聞かせてた。
でも、
消えなかった。
むしろ、日に日に好きになっていってるような気さえした。
.
最初のコメントを投稿しよう!