空―ソラ―

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優葵さんは冗談混じりに笑いながら言った。 「大丈夫だよ。私痩せてるし、それに少しくらいそういうの食べとかないと味忘れそうで怖いんだ。」 私は何かを忘れることを極端に嫌う。 例えば朝食べたご飯すら忘れたく無いほどで、部屋には常に付箋がいたるところに貼ってある。
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