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「意外と動物好きで、特に猫が好き。小さい頃におねしょで日本地図を描いた経験あり。趣味はえっちな動画あさりで、好きなジャンルはえ……」
「だぁぁぁぁぁぁぁ!!止めろぉぉぉ!!分かった!分かったから!!!ジャンルまでは暴露するなぁぁぁぁ!!」
危うく、不名誉な趣味まで暴露されそうになった龍治は、なんとか少女の言葉を遮る事に成功する。
彼の好きなジャンルがどうしても気になるよい子のみんなは、“え”で始まるジャンルを親御さんにでも聞いてみるといい。
……それにしても、最後のはあれとして、少女は龍治の年齢から生い立ちまで、ピタリと当ててしまった。
これはもう、偶然などで片付けられるような問題ではない。意図して調べたのか、はたまた少女にはそういった、人を見通す事の出来る不思議な力があるのか。
どちらにせよ、まともではない。
この少女にこれ以上関わってはいけない、と感じた龍治は、ゆっくりと少女を警戒しながら、入り口の扉へと近付いていこうとする。
「ふぅ……とりあえず、お前が誰であれ、これ以上ガキの遊びに付き合うのは、ごめんだ!帰らせてもらうぜ」
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