104人が本棚に入れています
本棚に追加
時間を巻き戻し現在---
「見た所あなた旅人ですね?」
「ああ、ギルドにゃめんどくせぇから所属してないがな」
「それにしても奴隷?あなたが王族とどういう関わりを持っているのか、大変気になりますが…。死んでもらいましょうか?」
フードを被った人物がそう言った瞬間、カキンバとかいうモンスターの気配が消える。
(!?後ろ---!?)
ヒュンッ、と何かが振られるが、急いでしゃがみ難を逃れる。
「ほう、今のを避けるか人間」
「……攻撃の瞬間殺気がだだ洩れだぜ?それじゃ俺は殺れねぇよ」
間合いを空けながら油断なく構えるが、追撃は来なかった。
「カキンバ、この場は任せます」
ジャキッ!
「へい。ちょっと待ちな嬢ちゃん」
俺は立ち去ろうとするそいつに向かい、黒光りした長い銃口を突きつけた。
「……いつの間に出したんですか?ところで、何故私が女性だと?」
「ハッ!俺の性欲を無礼るなよ?ちなみお前のスリーサイズは、B・78、W・65、H・70だ」
「……何者かは知りませんけど、私のBは80ですよ」
「えっ?マジ?」
「ハハッ!嘘ですよ。それより……」
クイックイッ、と上空を指差す女。
最初のコメントを投稿しよう!