旅する者

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「はい!王女なんです!」 「なんだとぉーーーーーーーー!!!?」 王女だと!?ふざけてんのか!?い、いや待て落ち着け。落ち着いて素数を数えるんだ。3・142857………、よし落ち着いた 「つまりなべとは人生の縮図というわけだな!」 「?は、はあ……」 「俺はしゃぶしゃぶをゴマだれで食べるのが好きだぞ!」 「えっと……、えぃ!」 ふぉ!?なんか額に衝撃が!? 「あの……、大丈夫ですか?」 「ん?あ、あぁ…」 とりあえず平静を取り戻す 「…お前が仮に王女だとして、なんでまたこんなところにいる?」 「えっとですね…、それは…」 王女(仮)が続きを話そうとした時、 「う、うぁ………?」 気絶させて運んで来た騎士が目を覚ます 「ここは………?」 「よぉ、起きたか?ここは冒険者ギルドの地下会合室だ」 俺が話し掛けると、騎士のまどろんだ声が怒声に変わる 「貴様!……!」 騎士は自分が縛られていることに気がついたようだ
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