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「‼〰ったく何だよ💢」
「いい加減にしないと、父さんに言いつけるよ‼」
ジロリと睨まれ仕方なく体を起こす。…アタッ💧…
頭を押さえる俺の様子を見つめる弟。さすがに少し後ろめたい。
「…何だよ‼」
「又…喧嘩したの⁉」
「…してねーよ。起こしに来るの珍しいな。何かあった⁉」
「…父さんがね、話したい事があるんだって」
…マジィ💧何かバレたかな沈黙して考え込む俺。
「海斗の事じゃないみたいだよ。兎に角着替えて下に降りておいでよ。昼御飯も出来てるしさ」
…昼メシ⁉二日酔いで、食欲ねーよ💧
「あ〰俺メシいらね。珈琲でいい」
「もしかして…二日酔い⁉中学生が⁉(怒)」
「…嫌味か💧」
「別に。未成年の飲酒は、法律で禁止されてなかったかなぁ」
ニコニコ笑う陸斗だが、目は怒っている。当たり前か💧
「堅い事言うなよ」
「僕は、何も言わないよ。ただ、お酒や煙草って身長伸びないよねぇ」
…言ってるじゃねーか💢
弟より背が低い兄は、なんとなく格好悪い。
「サッサとしてよね。かたずか無いから」
言いたい事を言うだけ言って下に降りて行く。
俺はというと怒らせたらとっても面倒なので、仕方無く着替えて降りて行った。
ダイニングでは、父聖斗が席についている。テーブルの上には、陸斗の手料理が並んでいた。いつもは、有り難いが二日酔いの俺は見ただけで吐きそう💧
「おはよう海斗。随分ねてたね。後一週間で、始業式だけど…そんな風で、大丈夫かい⁉」
穏やかに笑う父に、拍子抜けしてしまう。自分が夜遊びしてる事位お見通しの筈「大した事じゃねーよ」
ワザとぶっきら棒に言う。「まぁ…海斗の事だから大丈夫だと思うけどね」
「甘いよ父さん💢海斗も座って💢💢💢」
陸斗の頭に角が生えません様に(祈)
なんて考えながら座ると父の様子が何故か落ち着きなく見える。
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