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そんな訳で…俺、森村海斗は卒業式の後、弟の陸斗と共に東京の郊外にある『聖ポーリア学院』へとやって来た。俺の荒れた様子を心配して見る陸斗。
「…本当に良いの⁉海斗の成績ならもっと上のレベル狙えるよ⁉」
「んなもん、何処でも一緒家の近くはウザイしさ」
去年の夏以来ほとんど親父と話さない俺を非難の目で見る。
「でもさ…」
「バーカ😜大体お前一人で放っとけないだろ💧昔からドジ何だし😁」
反撃のつもりが少しやり過ぎた。半泣きで、訴える。「酷いよ‼僕だって…好きでそうな…訳じゃ…😢」
「ダァ〰💦そんな事位で泣くなよ💧ホラ、着いたぞ」タクシーは、学院の大門で停まった。車を降りると西洋風の大門と先の見えない白亜の壁が出迎える。
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