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ポキリと指を鳴らす海斗。「…お前等…殺されてーか😠」
凶悪な微笑み。不味いと思った陸斗は、兄を必死で止めた。
「か、海斗😱落ち着いて」「ウルセー‼‼‼徹底的に理解せてやる😠😠😠」
「何をしている」
仲裁に入った声。全員がその方向を見た。
…長身の男だ。人目を引く美形だが、何処か近寄りにくい不陰気を持つ。冷めた目で、見る彼は高校生に見えなかった。
…おっ💧タラシ系…
…素敵な男だな❤かっこいい😍…
そう思う双子。
「新入生の品定か⁉」
凄味の無い冷めた声が、逆に恐ろしい。双子に絡んだ生徒達もビビる。
「おい…ヤバイ」
「嗚呼…い、行こうぜ」
ソソクさと退出する彼等に追い討ちをかける海斗。
「‼待て😠この野郎‼‼」「や、ヤメナよ」
慌てて止めると仲裁に入った生徒が、双子の前に来る「新入生か⁉」
「は、はい」
「寮は、此方だが…」
そう言ったきり、海斗をマジマジと見る。
…何か文句があんのか😠…「あのぉ…何か⁉」
陸斗の質問に、苦笑しつつ答える。
「付き添いの女性は、遠慮して貰いたい」
『ブチィ💢💢💢』
堪忍袋の尾が切れた😠彼の襟首を捕み平手で殴ると、着ていたトレーナーを脱ぐ海斗の裸体には、胸の膨らみは無い(笑)叩かれた青年も目を見張る。
「納得したか😠」
「あ、ああ。…済まない」「ったく。人の顔見れば、女、女って😠見る目ねぇ」怒りながら、再び服をきる「…だが、間違うなと言う方が無理だな」
「ケンカ売ってるのか‼」「まさか。男にしておくのが、勿体無い程の美人だ」「て〰め〰ぇ💢」
素早く拳を振り上げ殴ろうとしたが、相手に避けられた。
「‼」
「やれやれ💧口よりも手の方が、早いな💧あんまり暴れると入学前に退学になるぞ⁉」
クスリと笑う彼からは、有段者の気配を感じる。
「…アンタ、やるね」
「…それ程でもない。自己紹介が、遅れたが…九条智学院の寮長を務めている」
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