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「まーたアンタか、ワタル。しつこいな、アンタも」
「いい加減警察呼ぶわよ?アンタをフルボッコにしてからだけど」
俺が呆れたように言うと、ブルーがポケギアを取り出す。
ちなみになぜフルボッコにしてからなのか。理由は四天王だからである。
そう簡単に警察に捕まえられるとは思わないし、ポケモンを倒して没収してからのが楽だ。
ポケモンさえなけりゃただのオッサンだしな。
「フハハハハ!!このワタルが貴様らごときに負けると思ったか!?」
ワタルが高笑いする。そういやこの高笑い、かなりネタにされてるよな。びっくりするぐらい。
そして、その言葉を聞くと呆れたように鼻で笑う、ブルー。
「えぇ、だってポケモンにやらなくても、トレーナーに究極技をやれば…ねぇ?」
「……気絶は確実だろうな」
ブルーの言葉に頷くグリーン。
言ってることが怖い、かなり怖い。
「カイリュー、破壊光線!!」より怖い、あ、これワタルのだ。
「とにかく!!イエローに手を出そうとすんのやめろよな!!ただでさえ年齢差が10歳あんだし、ロリコン扱いされるぜ?」
「はっ、愛に年齢差など関係ない!!」
「お前のは愛じゃないだろ」
もう駄目だ、こうなったらイエローになんとか……と思って、イエローを見ると。
「んー……っ」
目薬を使ってました。
…あれ、イエローってあんな子だっけ?こんな大事なときに目薬使うような子だっけ?
とりあえずなにが幸いって、みんなが気付いてないこと。グリーンとブルーは相変わらずワタルになんか言ってるし。
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