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「……泣かせたな?」
「…泣かせたわね…?」
あぁ、二人が黒いオーラに包まれる。
それに感づいたのか、ワタルが少しだけ身構える。
しかしそれはもう遅く。
「リザードン、火炎放射!!」
「カメちゃん、ハイドロポンプ!!」
火炎放射が当たった後、ハイドロポンプで壁に叩きつけられるワタル。
一方イエローはと言うと……。
「………ふふっ…」
なんて素敵な黒い笑顔っ。
あんなのイエローじゃないって?
いやそんなの俺が思ってるぐらいだって、純真無垢なイエローはどこにいった、カムバック。
ワタルはすでにボロボロだが、それだけでは怒りが収まらないのか、今度は蹴り始めやがった。
ブルーなんて踏んでるぞ、ありゃあ痛い。
「ブ、ブルー…?スカートの中が見えるからやめた方が……」
「なに、蹴られたいの?」
「なんでもございません」
うん、無理、勝てるわけない、怖いもんブルー!!
グリーンは話し掛けたら巻き込まれるからな、前に身を持って体験した、もうやだあれ。
「先輩!!いきなり通信が切られたんスけど、なんかあった……ん…ス…か?」
「おぉ、ゴールドにシルバー。そっちいると巻き込まれるからこっち来てなー」
心配してくれたのか、ゴールドとシルバーがジムにやってきた。
シルバーは途中で捕まえたとかで、多分ブルーに釣られたな。
そして話は冒頭に戻る。
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