第一話

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そんな中、イエローが俺に近付いてきた。 グリーン達は…と言うと、こっちを見てくる。 俺、なにもしてない…よな…? 「レッドさんっ、お話があります」 「な…なんだ……?」 いやぁ、そりゃ俺もドキドキするわけで。 世の中はレイエの方が主流なんだろ? だったらイエローが俺に告白する…というのも有り得ない話ではない!! 「グリーンさんやブルーさんに……僕の本性をバラしたら……どうなるかわかってますよね?」 今までに見たことのないような、黒い笑みで微笑まれる。 頬を冷や汗が伝う感じがわかる。 「もし…言ったら……?」 なんとなくわかるような気もするが、聞かなきゃわからない。 さすがに優しいイエローのことだから変なことは……。 「ワタルみたいに…なりたいですか?」 目に光がないまま笑うイエロー。 その表情を見て、俺の意識はいきなり真っ暗になった。
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