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そんな中、イエローが俺に近付いてきた。
グリーン達は…と言うと、こっちを見てくる。
俺、なにもしてない…よな…?
「レッドさんっ、お話があります」
「な…なんだ……?」
いやぁ、そりゃ俺もドキドキするわけで。
世の中はレイエの方が主流なんだろ?
だったらイエローが俺に告白する…というのも有り得ない話ではない!!
「グリーンさんやブルーさんに……僕の本性をバラしたら……どうなるかわかってますよね?」
今までに見たことのないような、黒い笑みで微笑まれる。
頬を冷や汗が伝う感じがわかる。
「もし…言ったら……?」
なんとなくわかるような気もするが、聞かなきゃわからない。
さすがに優しいイエローのことだから変なことは……。
「ワタルみたいに…なりたいですか?」
目に光がないまま笑うイエロー。
その表情を見て、俺の意識はいきなり真っ暗になった。
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