第三話

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「おめぇ、エメラルドんとこ戻ってやれよ。あいつ1人じゃ可愛そうじゃねぇか」 「誰のせいでこっち来てると思ってるんですか、ゴールド先輩?」 「あ、ルビー。俺、グリーン先輩とかとやってるから、怒ってていいぞー」 グリーンやシルバーに手伝ってもらいながら、ルビーに声をかけるエメラルド。 普段のルビーであれば、あのエメラルドが誰かを心配したり、相手が心配しないように声をかけるなんて…!!と、変な風に感動をしてサファイアに報告しようとするのだが、さすがに今はやってる余裕がないみたいで、エメラルドやグリーン達に礼を言うだけで終わらせる。 理由は簡単、相手がゴールドだから。コイツは目を少し離しただけでなにをするかなんてわかったものじゃない、もしかしたら自分が作った、サファイアへの愛を込めたケーキが食べられるかもしれないのだから。(ちなみにそれは先ほどエメラルドが移動させていた) 「これ、大切なものなんですから壊さないでください~」 「まだ壊れてないけどな……?」 「お菓子が作れないなら簡単なやつ、オイラが教えますから~」 「え、いいのか!?ありがとう!!」 ルビーがゴールドと話し合い(口喧嘩?)をしている間に、ダイヤはレッドの制止に成功したようだ。 レッド、ダイヤ両者共に戦線復帰。草組だからか、話は早かった様子。
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