第三話

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「全く…先輩、ボクも教えますから一緒にやりましょうよ」 「教わるんならシルちゃんに教わりてぇ」 「いい加減にしないとそのシルバー先輩からマニューラを借りてきて凍らせますよ?」 「すまんかった」 最終的にはゴールドとルビーも戦線復帰。 まぁゴールドはしばらくグリーンとシルバーにいろいろ言われてたが、自業自得と言うことで。 そこからは多少のことはありながらも、順調に自分の作るものを作ったりしていた。(最後の方はレッドとゴールドをみんなで手伝っていたが) 「あれ、そういえばミツルってやつは?来るんじゃなかったのか?」 「それが…昨日ミツル君から連絡が来て、急用が出来たから行けなくなったって言ってました」 「ふぅん…、急用なら仕方ないか」 レッドの問いに、ケーキのデコレーションをしながらルビーは答える。 この図鑑所有者の集まりにミツルを一番連れて行きたがっていたのはルビーだ。それのせいか、とても残念そうにしている。 「そんな落ち込むなってルビー。次の時に一緒に来たらいいじゃないか」 「あ…ありがとうございますレッド先輩……って生クリーム多いですよそれ!!」 「え、あぁぁぁっ!?」 キメるとき以外は決められないのがレッドらしいというかなんというか。
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