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「ほらよ、クリス!!この俺様からの愛情たっぷりこもったチョコだぜ!!」
「クリス、作ってみたんだが…食べてくれるか?」
「あら、ありがとうシルバー!!」
「ちょっ、クリス!?俺のは!?俺のは受け取ってくれないのか!?」
ゴールドを無視してシルバーのを嬉しそうに受け取るクリス。
そしてそれに文句を言うゴールド。今にもシルバーが作った物を投げ捨てそうな勢いで。
「だって、ゴールドがお菓子作りなんてイメージ出来ないんだもの……。シルバーならよくブルー先輩に作ってるみたいだし」
「クリス安心しろ、俺が味見をして合格サインを出した」
「あ、それなら安心ね。シルバーが合格サインを出したんだもの」
「おめぇら…泣くぞ」
さすがというか、ゴールドの扱いに慣れてるシルバーにクリス。
しばらくがゴールドは不機嫌だったが、シルバーが「余ったから」と用意しておいたチョコを受け取り機嫌が戻ったのは内緒だ。
「はい、サファイア!!これは僕からね」
「あと……ほら」
「エメラルド…あんた料理出来たと!?」
「なにその反応!?俺だって出来るし、先輩達に手伝って貰ったんだよ!!」
サファイアがよくわからないとこで驚き、エメラルドが突っ込む。
ルビーとミツルはそれを見ながら苦笑をして。
「せやけど、ありがとうルビー、エメラルド!!凄く嬉しいったい!!」
「どう致しまして、サファイア」
「どう致しまして……、あ、そうだ。」
ミツルの姿を見て、エメラルドはなにかを取り出す。
それはサファイアのものよりは小さく、こざっぱりとした箱。
「これやるよ、本当はグリーン先輩に渡す予定だったけどグリーン先輩甘いの苦手みたいだし、それにルビーはお前の分用意してなかったみたいだから」
「あ…ありがとう…えっと…」
「エメラルド。呼び方はなんでもいいぞ」
「……ありがとう、エメラルド君」
ミツルに(元は別の人に渡す予定だった)チョコを渡すエメラルド。
まさかミツルも渡されるとは思わなかったらしく、嬉しそうだ。
「サファイア…あのエメラルドがミツル君にプレゼントだよ…!!」
「アタシらの子供もこんなに成長したとね…!!」
「なんなのお前ら!?意味わかんないしイチャつくな!!」
「あはは……」
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